夜中にお湿り程度の雨が降った様子のある道路を歩いて帰った時は、
この場所では非常に珍しい雨を見逃したことをとても残念に思った。
所変わって今は台湾。
連日雨、雨、雨。
この一ヶ月、青空を見たのは4日くらい。
もう二度と太陽なんか見れないんじゃないかという気にさえなってくる。
老人が言った。
「わしが若い頃に一度だけ太陽を見たことがある。それは何よりもまぶしくて、サングラスというもの無しには目がつぶれてしまったもんだ。もう60年くらい前の話さ。」
などと冗談を話したくらい。
雨の無い場所、太陽の無い場所、太陽が沈まない場所。
丸い地球には実に多様な場所がある。
それらが別次元の世界ではなく、ひとつづきに繋がっている。
日本にきちんと四季があるということも、
当たり前に思っていたけど、本当にたまたま、偶然のことだと思う。
地球は回転しながら宇宙を旅している。
僕らもそれに乗っかって旅をしている。
多様な場所、それぞれに面白い。
どんな場所でも見てみたい。